2012/01/27

OpenCV 2.x系のC++ APIを勉強するのにおすすめな本

ちょっと前だけど、OpenCVの本を購入。
OpenCV 2.x系から、CスタイルのAPIに加えて、C++スタイルのAPIが使えるようになった。この本の中のコードは、すべてC++のAPIを使って書かれている。

今までのOpenCV関連の本や、ネット上のサンプルプログラムはC言語のAPIを使って実装されたものが多いけれど、もしC++のAPIを使って実装してみたい、と考えている人には参考になると思う。一度C++のAPIを覚えてしまうと、もう二度とCのAPIを書いたり読んだりしたくなくなると思う。

QtというUI Frameworkと組み合わせて使う方法についても書かれているので、OpenCVのHighGUIではちょっと機能が足りないな、と感じている人にとっても参考になる。

また、メモリ管理周りや、効率の良いデータアクセスの方法など、実践的なことについて書かれているので、いろいろと参考になると思う。英語版だけど、簡潔な英語で書かれているので、割と読みやすい方だと思う。

1章(1. Playing with Images)のみ著者のHP上で公開されてる。CMakeの使い方、環境変数の設定方法など、初心者がつまづきそうな点を丁寧に説明しているのもいい感じ。
紙の本でなくてもいい人は、Kindle版がおすすめ。日本のAmazonで購入するよりも、半額以下で買えるし。
ただ、OpenCVのAPIについて網羅的に書かれた本ではないので、OpenCVでどんな事ができるのか詳しく知りたい人は、他の本も参照した方がいいと思う。

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